老年看護学Ⅰ 2年生前期 必修科目のコースです
【到達目標】
1. 老年期を生きることの意味と価値について,多角的にとらえることができる.
2.老年期の発達課題を理解する.
3.高齢社会の人口学的概況を理解し,高齢社会の抱える諸課題とその対応について把握する.
4.高齢者ならびに高齢社会に貢献する老年看護の役割を考える.【授業概要】
老年看護学は,老年看護学Ⅰ,老年看護学Ⅱ,老年看護学演習,老年看護学実習の4科目で構成されている.老年看護学Ⅰでは高齢者と高齢社会に対する理解を,老年看護学Ⅱでは高齢者特有の健康課題とそれを解決するための方法を学ぶ.老年看護学演習では課題把握から解決に至る老年看護の展開方法と基本的な技術を学び,老年看護学実習においてその一連のプロセスを、体験を通して深化させる.
老年看護学Ⅰでは,以下の高齢社会における課題について検討し,老年看護の役割について考える.講義のほか教材活用,体験学習などを通して,老年看護学を学ぶ皆さん自身の高齢者に対するイメージをより豊かにし,高齢者ならびに高齢社会に対する理解がいっそう深まるよう期待する.2年後期必修 2単位
【到達目標】
1. 高齢者の心身に生じる加齢変化の成り立ちと生活への影響,その評価方法を理解する.
2. 老年期特有の健康障害の成り立ちと生活への影響を理解する.
3. 生活障害,健康障害に適した看護の方法を自立支援という視点から理解する.
4. 認知症の高齢者,急性期ならびに終末期にある高齢者に対する看護の方法を理解する.
5. 介護家族や高齢者ケアシステムについて理解し,政策的課題に対する関心を深める.
【授業概要】老年看護学Ⅰでの「高齢者と高齢社会に対する理解」を踏まえ,加齢変化や老年期特有の生活障害,健康障害の特徴,その解決もしくは生活への影響を最小限にするための看護の方法や政策上の課題について学ぶ.また,高齢者自身とそれを取り巻く家族や社会が経験する困難さを学ぶ.教授陣の実践,研究経験および臨地や臨床など第一線で活躍する多職種のゲストスピーカーによる講義を加えて構成する.