講師の田村先生は、がん看護専門看護師の先駆者であり、日本のホスピスケアの草分けといわれる淀川キリスト教病院・がん診療センター主任看護課長を務めています。その仕事ぶりについては、NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀」で紹介され、また、民放テレビドラマ「奇跡のホスピス」のモデルにもなりました。今回、限られた「いのち」に向き合う看護のあり様について、ホスピスケアで最も大切とされる「心の痛みを癒す」スピリチュアルケアについて講演頂きます。

田村 恵子 先生 (淀川キリスト教病院 がん診療センター主任看護課長)

臨床医として日々高齢者や認知症の人々の診療にかかわるなか、倫理の視点を探求しておられる箕岡真子先生から「わかりやすい倫理」と題し、お話しいただきます。
医療・介護現場においては倫理的問題が生じやすく、関係者間の意見不一致などによる“争い”に発展する事まであります。日常業務の中に潜む倫理的な問題に気づき、そのジレンマを解決する方略について学びます。

箕岡 真子 先生(箕岡病院内科医師 東京大学大学院医学系研究科 医療倫理学分野客員研究員)

コミュニケーションに対する能力を重視した教 育が始まっています。その代表としてOSCE (オスキーと読みます・客観的臨床能力試験)と いう医学部歯学部4~5年学年向けの試験が全国 で導入され、また、看護を含めた医療職全体でも 患者さんとのコミュニケーションを改善するため の演習が増えています。

その練習の相手をつとめる患者役が模擬患者 (Simulated Patient )SP)です。 このSPで活躍されているのが,東京SP研究会代表 佐伯晴子先生です。佐伯先生から概念の講義の 他、実習を行い「患者の立場から見た医療者の言 葉の使い方」を習得します。 受講希望については、看護職の方を優先します が、医療福祉関係者からの参加も歓迎します。

講師 東京SP研究会 佐伯 晴子先生


看護は感情労働であるといわれます。身体への診療的関わり以上に患者さんの感覚や感情、痛みや悩みに寄り添い、全人格的にケアすることが求められます。患者さんの心の裡に潜む苦痛やもどかしさを感じ取り、共感的・同行的に働きかけるコミュニケーションが肝要となります。本講座は、繁忙な業務に追われる看護者のための、現場で使える「対人コミュニケーション」の知識や技術を実地体験的に学ぶ機会となることを目指しています。



講師 内藤 哲雄先生

 信州大学人文学部 教授

人と人とが関わり合う場面で、相手の本当の思いをどのように理解することができるでしょうか。
ケアリングについて学習し、日常的なやりとりの中で、あるいは専門的な関わりの中で起きている”ケア”という現象を考えます。
そこから、自分自身のコミュニケーションパターンを振り返り、関係性を深めるために効果的に用いるコミュニケーション方法を演習します。

粟生田 友子 先生 (新潟県立看護大学)